オプティマスはスエーデンのアウトドア用品のメーカーでスエーデン軍への供給もしている確かなメーカー。その中でもこのスベアは100年の歴史がある名機です。ストーブと呼びますがいわゆるコンロ、アウトドアでお湯を沸かしたりクッキングしたりする道具です。燃料はホワイトガソリン。カセットコンロでもお湯は沸かせますが、アウトドアに持ち込んでもなんかシッックリ来ませんよね。それにカセットコンロは大きくて持ち運びが不便。ハイキングや登山してからの珈琲の野点などには向いてません。その点、このスベアは本体重量550g、直径10センチ高さ13センチですからリュックに忍ばせてもそれほどかさばりません。燃料、ホワイトガソリンなのですが、加圧するポンプはついいてません。逆に言えば構造はいたってシンプル。ポンプが無くてどうやって燃料を気化させるのかというと、スベアはプレヒートという儀式を行います。タンクの上の少し凹んだところにタンクから取り出したガソリンを直に垂らして火をつけます。大胆にもタンク自体を燃やしてしまうのです。こうすることでタンクの内圧が上がりノズルを解放してやれば気化したガソリンが吹き出る仕掛け。なんともワイルドですが、せっかくのアウトドア、これくらいやりたいものです。こんな道具を使いこなしてたらカッコいいですね。燃料のホワイトガソリンはガスに比べてランニングコストが安いところも魅力的。